家事の中でも手間と時間のかかる洗濯。
出来るだけラクに手早く済ませたいですよね。
そうは言っても、大したラクになる方法なんてないでしょ~
と、思っているあなた!
まだ見逃しているポイントがあるかもしれません。
フルタイム・共働き家庭のわが家は分担しながら家事をしていますが、洗濯はほとんど私の仕事。
もっとラクしたい一心で、便利なグッズやアイデアを取り入れたら負担がとっても軽くなりました。
その具体的な時短テクニックをお伝えしていきます。
わが家は年中部屋干しです。
冬の間は雪で洗濯物が凍るので外干しが出来ないんですー!!
そのため、記事の一部は部屋干し派の方に向けた内容になっていますのでご了承ください。
洗濯の3ステップ
一言で「洗濯」と言っても、次の3ステップがあります。
- 洗う
↓ - 干す
↓ - 取り込む・収納する
それぞれのステップをきっちりと効率化することで時短になり、
洗濯全体の心理的・肉体的負担はぐーんと軽くなります。
具体的に紹介していきます。
洗う
「洗う」工程自体は洗濯機におまかせすることになるので機種によって洗濯にかかる時間は決まっています。
スピードコースで洗うのもアリだけど、それだと子ども服の泥汚れや食べこぼしが中々落ちません。
生活スタイルにもよりますが、わが家のように洗濯機を回している間に夕飯を食べるなど、何か他のことに時間を使っている場合には、洗濯機の稼働時間を短縮することにはあまり意味がありません。
むしろ、洗濯機の電源をオンにして洗い始めるまでの過程を短縮することの方が大切!
と、言うことで洗う工程の具体的な時短テクニックを4つ紹介していきます。
洗剤はまとめ買い
わが家では365日、ほぼ毎日洗濯機をまわすので洗濯洗剤も大量に消費します。
洗剤が無くなりそうなことを気にかけたり、買い置きがあったかどうかを確認したりするのは、小さなことだけど意外とストレス。
そこで、業務用の5kgサイズの洗剤を購入しています。
(おすすめの洗濯洗剤のレビューは別記事でご紹介します。)
半年以上は十分に使えるので洗濯洗剤の購入については年に1~2回考えれば良いだけ!
これが本当にラク!
他にも、大容量で購入して問題のないものはネットショップで何でもまとめて購入しています。
容量の少ないものを買うより割安なことも多いから節約になるし、
何と言っても買い物の手間や時間も大幅に節約できます。
ドラッグストアでこまめに買っていた頃の私に教えてあげたい!
気になる汚れは専用洗剤&お風呂場で対処
子どもが一日遊んだ後は、泥汚れや食べこぼし、クレヨンなど色んな汚れが服に付いていますよね。
お外で遊ぶの大好き!
洗濯機で落ちるかどうか微妙だなーと思いながら洗濯機に放り込んだ服の汚れは、
やっぱり落ちてなーい!
と、なることが多いものです。
その結果、二度洗いしたり、手洗いでもう一回洗うくらいなら最初から対処しておいた方が早い!
「急がば回れ」の精神で、パパっと処理してしまいましょう。
洗濯機に入れる前に専用洗剤をシュッ!
ただ洗濯機で洗うだけでは落ちなさそう・・と、言う時には、
「ワイドハイター CLEARHERO(クリアヒーロー) ラク泡スプレー」(黄色のボトル)を洗濯前にシュッとスプレーしています。
色々な洗剤を試しましたが、こちらは汚れ落ちが良いです。
つけ置きなど面倒なことなしで洗濯前にスプレーするだけというシンプルな使い方が気に入っています。
他に、トップのプレケアシリーズ(赤と青のボトル)は、
- エリそで汚れ
- くつ下ドロ汚れ
など、汚れに応じた洗剤成分によって気になった汚れをピンポイントで落としてくれます。
直塗りして布にしっかり染み渡る分、汚れがよく落ちます。
気に入って使っていたのですが、買い足したクリアヒーローの方が片手でシュッと出来るので出番は多めです。
キャップを開けるのさえ面倒なんて、
どれだけ面倒くさがりなのよ・・笑
お風呂で予洗い
服の一部分じゃなくて、全体的に汚れているときもありますよね。
- 砂遊びをして服が全体的に砂っぽい
- 絵の具汚れがあちこちについている
- 牛乳やジュースを派手にこぼした
など、服を一旦水で流してから洗濯したい場合です。
わが家はお風呂に入った後にその日の洗濯物を洗う生活パターン。
そのため、気になる洗濯物はお風呂場で洗ってしまいます。
洗面所で洗うとこんなことが気になりませんか?
- 汚れが飛び散らないように気を使う
- 洗った後に洗面台をキレイにする手間がかかる
- 狭いので作業しにくい
お風呂場で洗うと
- シャワーと風呂桶でじゃぶじゃぶ洗える
- 広い場所で洗いやすい
- どのみちお風呂掃除をするので余分な手間が増えない
こんな風にお風呂場洗いにはメリットがたくさん。
ササッと服の汚れを洗ったらギュッと絞ってお風呂場の外に出しておき、お風呂上がりに他の洗濯物とまとめて洗濯機を回します。
洗剤を自動投入できる洗濯機の利用
わが家では洗濯機が壊れたことをきっかけに、洗剤の自動投入機能つきの洗濯機に買い替えました。
手動タイプのものに比べて10,000円ほどお値段が高かったのでその価値があるかどうかで迷いましたが、
差額の10,000円=自動投入機能のお値段
と、考えると、自動投入1回あたりのコストは3円以下です。
洗濯機が10年もつと仮定すると・・・
10,000円÷10年=1,000円/年
1,000円÷365日=約2.7円/日
3円で洗剤を入れる手間が省けるなら良いな♪
と、思って購入を決めました。
実際に使ってみて、お値段以上の価値アリです!
洗剤の計量をしなくて良いことがこんなにラクだとは!って感じです。
これから買い替えを検討している方は、自動投入機能を検討してみてくださいね。
余談ですが・・・
<洗濯機はドラム式派?縦型派?>
わが家は洗濯機は乾燥機能の付いていない縦型洗濯機(東芝ザブーン)を使用しています。
ウルトラファインバブル搭載で汚れ落ちが良く、お値段も手頃なので子育て世代におすすめです。
わが家の型はすでに廃盤になっています。
後継の型はこちら(型番:AW-9DH1)
ドラム式は濡れた洗濯物を干す手間を省けるところが魅力的な商品♫
でも、わが家では
- 干す工程や取り込む工程も簡略化されている
- 部屋干しなので重たい洗濯物を持って外に干しに行く手間がない
- 室内の乾かすスペースは充分に足りている
ために、ドラム式を選ぶ必要性がなくなっています。
それでも、いつか乾燥機能を使いたくなったときのために、縦型の乾燥機能付き洗濯機も検討しました。
その結果、
- 乾燥機能を使う際の電気代が高い
- 乾燥後の衣類にシワが付きやすい
ことがわかって不要と判断しました。
洗濯機の乾燥機能の電気代って1回使うのに60円くらいかかるんですよ。
それから、縦型タイプは特にシワになりやすいので、乾燥にかけるのはシワが気にならないタオルだけにしておいた方が良いかもしれません。
私もこの間買い替えたんですけど、乾燥機能のないものにしましたよ♪
ん~そうなると、洗濯後にタオル類だけを乾燥にかけるの!?
いやいや、ズボラな私がそんな事しないよねぇ・・。
しかも電気代が意外と高い。
10年間、乾燥機能を使い続けたら219,000円!
(60円×365日×10年)
これは、せっかく買っても乾燥機能を使わない予感・・
もちろん機種や電気会社によって光熱費に差はありますが、家電は初期費用だけじゃなくランニングコストも重要!
さらに、自分や家族にとって「その機能って必要!?」と、冷静に考えることも大事ですね。
洗濯ネットに入れる
洗濯ネットは使用されている方も多いと思いますが、わが家でも洗濯の度に愛用しています。
他の衣類と絡まりそうなもの、傷みそうなものは、迷ったらひとまず洗濯ネットへ。
そうすることで衣類同士の絡まりを防いで干すときの時短にもなります。
傷みも少なくなるので服が長持ちしますよ。
最近洗う機会の多い布マスクはブラ用のネットに入れて洗濯しています。
プラスチックのワイヤーが入っているので型くずれしないし、複数枚を同時にきれいに洗えて便利♪
干す
続いては「干す」工程です。
家族が増えるとどうしても洗濯物が増えて干すものも自然と多くなります。
時短テクニックを使って少しでもその負担を軽くしていきましょう!
洗濯機のすぐそばに干すスペースを確保
濡れた状態の洗濯物って重たいですよね。
洗濯機から離れた場所に干すところがあると、持って歩くのに一苦労。
家の構造上、どうしてもムリ!って場合以外は他の何かを犠牲にしてでも洗濯機そばに物干しスペースを確保することをおすすめします。
カゴを使う
洗濯機の中から洗濯物を取り出すときの「手を伸ばして洗濯物を引っ張り出す仕草」ってとても疲れます。
一つ一つ、干すたびに取り出していたら時間はかかるし、体への負担も大きい!
そこでカゴにまとめて取り出すようにしましょう。
うちの洗濯機にはスーパーの買い物で使うカゴがぴったりサイズ!
洗濯物をガバっと全て取り出してカゴに入れ、洗濯機にのせてしまえば、ここから次々に洗濯物を干せるんです。
いちいち洗濯機の中から取り出す必要がないのでラクですよ~。
使いやすいハンガーを選ぶ
ハンガーを変えるだけでアイロンがけがいらなくなったり、今まで不便に感じていた悩みを簡単に解決できることがあるんです!
たかがハンガー、されどハンガーなので、使っている中でおすすめの2種類を紹介します。
MAWAハンガー(マワハンガー)
「ハンガー」について調べたことのある方は、きっと一度は聞いたことがあるであろう魅惑のマワハンガー!
わが家でも大活躍しています。
最大の特徴は衣類が滑り落ちにくいと言う点。
表面がゴムのような素材でコーティングされていて、
- サラサラとした衣類
- 首元が広い服
など、普通のハンガーではかけにくい服もしっかりとハンガーが捉えて落ちにくくなっています。
さらに、ハンガー全体で重さを支えてくれるのでニットのような重さがある服が伸びたり型崩れするのを防ぐ効果もあります。
また、肩部分がなだらかなアーチを描いているので、薄い衣類を干した時に起こりがちな、肩部分がピョコっと飛び出してしまう現象は起こりません!
たまに肩が飛び出した状態のカーディガンやTシャツを着ている方を見かけると、
おせっかいにも「マワハンガーを使ってみて!」と声をかけそうになります。
(実際に声をかけたことはありません笑)
さらに、イチオシのマワハンガーはパンツをかけられるタイプのもの。
ゴム素材が裾の部分をしっかり押さえてくれるので、干している間にパンツの重さで自然とシワものびます。
洗濯前はシワっぽくなっていた膝裏の部分も、マワハンガーで干せばアイロンがけしたみたいにシャキッとします。
マワハンガーは便利な反面、服とハンガーがピタッとくっついた感じになるのでサッと服を取り外せない点はデメリットかなと思います。
わが家ではハンガーを使い分けしています。
基本はプラスチックハンガーを使用。
・ハンガーから落ちやすい服
・型くずれさせたくない服
など、必要な衣類のみマワハンガーを使っています。
100円ショップ(セリア)のハンガー
普段、真面目に洗濯物を干している方はこのハンガー形状を見て、
干しやすそう!
と、ピンとくるはず。
Tシャツなどを干すときには首元からハンガーを入れると伸びてしまいます。
そうならないためには裾からハンガーを入れて干すと良いのですが、ちょっと面倒なんですよね。
やる気のない日は首元からグイッと差し込んだりしてました・・
そんな煩わしさを解決してくれるのが、このアイディア商品。
私が購入した時は、100均(seria)で「3本110円」で売っていました!
服を長持ちさせたいけど、丁寧に干すのは面倒!っていう、私みたいなズボラさんにはおすすめのアイテムです。
扇風機の設置
うちの物干し竿前には扇風機を壁付けしています。
干す工程がラクになるよって話ではないのですが、扇風機を回すと、とにかく早く洗濯物が乾いて快適なのでご紹介!
普通の扇風機なので電気代もさほどかからず、サッと乾くので部屋干しのニオイも全然気になりません。
部屋干しでよく利用される浴室乾燥機などは壊れたら修理代も高額ですが、扇風機はただ取り替えれば良いだけなので長い目で見てもお得です。
思い立って新築時につけて頂いたのですが、工務店の方にも良いアイディアと褒められました♪
壁付けにしなくても、床置きの扇風機で乾かしても効果は十分に感じられます。
「部屋干しはニオイが気になるから外干しにしている」と言う方も、扇風機やサーキュレーターの力を借りて部屋干しに切り替えてみるのもアリだと思います。
室内干しにするメリットとして、
- 天候に影響されることがない
- 自分のタイミングで洗濯&取り込みができる
- 花粉やホコリなどが付かない
- 太陽光による服の日焼けや変色などを防げる
ことなどがあげられます。
外に出なくて良いので時短にも繋がりそうですね!
取り込む・収納する
最後に、取り込みと収納の工程です。
ここの工程をいかにラクにするかで洗濯の負担はかなり軽くなります。
わが家では工夫を重ねて5分で出来るようになりました。
その秘訣を大公開します!
引っぱリンガーを使う
こちらの商品、ご存知でしょうか。
見た目はおしゃれではないかもしれませんが(失礼・・!)とても便利なんです。
挟むところがクルクルと回る仕様になっているおかげで挟んだ洗濯物を引っ張るだけで取り外せるんです。
つまり、普通の洗濯ばさみの様に一回一回つまんで外す必要がないんです!
もう10年以上使っていますが壊れることもなくて、わが家と実家でも大活躍の商品です。
取り込みを5分で完了させるためにはマストなアイテムですよ。
洗濯物はたたまない
「たたむ」という行為は時間がかかる上に、せっかく干してシワも伸びた状態の衣類に再びシワをつけることになります。
そのため、ハンガーで干した衣類はハンガーから外さずに、そのままクローゼットにしまいましょう。
うちのクローゼットはそんなに広くないんですけど~
と、言う方も、可能であれば市販のハンガーラックを活用して衣類をかけられるスペースを確保しましょう。
洗濯は日々繰り返されることなので、この家事を時短することの優先順位はとても高いんです。
いつも15分かかっていたことが5分で終われば10分間の余裕が生まれます。
毎日洗濯するなら1ヶ月で約300分=5時間の節約、
1年で3,650分=60時間(丸2日と半日分!)の節約です。
毎日忙しく走り回っているママやパパにとってこの時間は貴重ですよね。
今は戸建てに住んでいますが、アパートに住んでいたときも備え付けのクローゼットに加えて市販のハンガーラックを活用して極力たたまない収納を実践していました。
そのシステムを構築するまでが手間ですが、一度軌道に乗ればずっとラクな状態でいられますよ♪
肌着やパジャマは放り込み収納&量を制限
シワが気にならない肌着やパジャマなどは、思い切って棚に放り込むだけにしてみませんか。
とりあえず決まった棚に入っていれば、各自が必要な衣類を自分で探せます。
その時に使わないものまで入っていると探す手間がかかってしまうので、併せて所持する量の見直しもしてしまいましょう。
簡単!放り込み収納
衣類の中でもシワになりにくい、またはシワになっても困らない衣類などは取り込んですぐに物干し竿そばの棚へ放り込んでいます。
放り込み収納に適しているのは、
- 肌着
- 靴下
- タオル
- パジャマ
などです。
手順は簡単♪
- 引っぱリンガーから乾いた洗濯物を引っ張って外す
- 収納棚に放り込む
説明もいらないくらいに簡単です!
家族の反対にあわなければ、放り込み収納ほどラクなものはありません!
洋服のいる・いらないは、実際に使っているかどうかで判断
さらに、そもそもの収納量を減らすことも効果が大きいです。
たくさん放り込まれた中から必要なものを探し出すのは大変。
整理して収納しない代わりに何が入っているのか一目瞭然となるよう、無駄なものを入れない工夫が必要です。
でも、いつか使うかも!?
なんて考えだしたら、結局、「とっておこうかな」ってなるのよねー
中々捨てられないときには、「実際に使っているかどうか」で判断しましょう。
過去1年間で使っていないものは、この先も使うようになる可能性は低いです。
どうしても悩むものは一旦、保留ボックスにしまって、1ヶ月後や2ヶ月後など、期限を決めて保管しておくのも手です。
その時点で使っていなかったら潔く処分しましょう。
いただきものの新品タオルなど、今は使わないけど数年後に確実に使うようなものは普段出し入れする棚とは別の場所に保管します。
日頃、使っている棚に置くのはあくまでも日常使いしているものだけ。
一軍しか置かないと物の管理が本当にラクですよ。
ちなみに、わが家で使っている衣類の収納棚はチェスカと言うシリーズ。
高さが3種類、幅が5種類、計15種類のサイズから選べるので、自分の家にぴったりサイズの棚を購入できます。
スペースをムダなく活用できるので快適です!
洗濯槽の清掃は隔月に実施
洗濯機のメンテナンスとして、洗濯槽の清掃は欠かせません。
カビの繁殖やニオイの発生を防ぐためには1~2ヶ月に1回、漂白剤で清掃することが推奨されています。
清掃が必要なのはわかっていても忙しいと忘れてしまいがち・・
「あれ?この間はいつ清掃したっけ?」
なんてことも!
これ、習慣化することがもれなく継続する秘訣です。
わが家では偶数月のはじめに清掃することに決めているので忘れません。
“時間のあるときに”なんて思っていると延々とそのときはやってこないんです。
洗濯槽清掃には酸素系漂白剤を使用しています。
塩素系のようなツンとしたにおいがない上に、汚れもしっかりと落としてくれますよ!
まとめ
洗濯の時短テクニックのポイントをおさらいしておきましょう。
- 洗剤はまとめ買い
- 気になる汚れは洗濯前に対処
- 洗濯機は洗剤の自動投入機能つきがおすすめ
- 干すスペースは洗濯機の近くに
- カゴを使って効率アップ
- 衣類に合ったハンガーを使う
- 引っぱリンガーはマストアイテム
- 洗濯物はたたまない
- 衣類やタオルは必要な量だけ持つ
取り入れられそうな工夫はありましたか?
時短のコツはラクにできるシステムづくりから。
暮らしに欠かせない洗濯は効率よく終わらせて、
自分の好きなこと、やりたいことに時間を使っていきましょう!